本気で10万円稼いだ懐かしい話

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小玉 歩

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今日は私が超本気を出して、副業で初めて10万円稼いだ時のお話をします。

 

ちょっとあやふやで、記憶をたどりながら書きますので

細かいところは間違っているかもしれませんがお許しください。



私がそもそも副業として最初に取り組んだのは

ヤフーオークションでした。

 

それも輸入みたいな儲かることじゃなくて、相当泥臭いことをしてたんですね。

 

ヤフオクや楽天でブランド品を相場以下での落札を狙って、またヤフオクに出したりしていました。




ホントにホントに面倒で良くやったなーと思うのですが、

痛んでいるヴィトンの財布を好んで落札して、自分で手直しをして出品してたんです。

 

例えば、接着部分がはがれてしまっている所を接着し直したり

コバ(断面みたいな部分)を塗料で補修したりしてたんです。

 

まったくそんな技術も無く手先も器用ではないのですが

それなりにボロいヴィトンがキレイになったものです。



で、さらにキレイに見せるためにヤフオクでヴィトンの空箱を落札して

それで一緒に出品していました。

 

写真が得意なので、ここまでやると出品画面がかなり立派になるんですね。



ただ、そこまでして出る一個の利益の多くは1,000円から3,000円位で、

たまーにミラクルが起きて10,000円。

 

中には赤字になるものもありましたね。

手をかけて手をかけての赤字は本当に泣けますよ。笑




そんな風に修理に超時間がかかるものだから、月の利益なんて5万円にもとどかないくらい。

 

3万円とか4万円とかそんなものでした。(そもそも仕入れが全然安定しなかった・・・)




それが確か2009年のことだったと思います。

 

当時、本当にお金を貯める能力に欠けていた私は、

日々の生活費をカードで補填して、ボーナスで払うというお金の回し方をしていました。




超綱渡り。




それで、2009年9月のことですよ。

 

事件が起きました。

 

なんと、彼女の誕生日を完全に失念していた上に

プレゼントを買うお金も全く無い!!

 

さすがにかっこつけるわけにもいかずに、正直にお金が無いことを彼女に話しました。

 

すると、「お金無いの知ってるから別にいらないよ」と言われました。




それはそれは情けなくて・・・

そこで奮起しました。

 

当時の私の稼ぐ方法と言えばボロボロのヴィトンを仕入れて

それを修理して出品するしかありませんでした。

 

もうしょうがないので、数を大量にこなしました。

 

利益がほとんど出そうも無いようなものも仕入れるようになりました。

 

さらに、関東圏内の中古ブランド店の処分コーナーをしらみつぶしに回って

少しでも利益が出そうなものを買っていきました。

 

いたる所にあるリサイクルショップも見ていきました。

 

そんな感じで、平日は3時間睡眠での落札・修理・出品・発送作業。

土日は、中古ブランド店やリサイクルショップの仕入れ。

こんな感じで、1ヶ月間がんばったんです。

それでなんとか10万円を稼ぐことができました。

 

1個当たりの単価があんな感じなので、10万円稼ぐための作業量はホントに多かったですね。

 

ヴィトンのボロボロの財布を扱っていた私ですが、実は彼女の財布も十年近く使ったボロボロの財布。

学生の時にバイト代で買ったそうです。

 

そこで、私は稼いだ10万円を握りしめて新宿のルイ・ヴィトンへ行きました。

買ったのは、真っ白なルイヴィトンの長財布。

 

確か「スハリ」とかいうラインだったと思います。

 

実はルイ・ヴィトン正規店でお買い物をしたのはそれが初めてでした。

変な話ですが、正規店で買うヴィトンは一味違うものです。

 

転売用の商品として手に入れるボロボロのヴィトンとは全く違いました。

(あたりまえですね)

 

それをサプライズで彼女にプレゼント!

もう、そのときの彼女の喜びようと言ったら!

 

いやぁ・・・懐かしい思い出です。

そんな感じで、数万円の稼ぎから10万円という1つ上のクラスに乗せるためには

やはりそれまでの作業を凌駕する努力が必要なんですね。

 

今までと同じことをしていても稼ぎは変わらない。

何か画期的な方法を持ち合わせていなければ、まずは作業量を増やすしかないんですよね。

 

そうやって作業量を増やすことでなんか見えるものありますし、

なんだか一種悟りのようなもの得ることができます。笑

 

そんながんばりを神様が見ていたのか、

その直後に「オークションアービトラージ」と出会うわけです。

 

 

いやー当時はかなり画期的でした。

 

 

インターネットだけで、あんなに利益の出る商品が

それも大量に見つけることができるのですから。

 

当然、修理なんて要りませんしね。

 

 

と、そんなわけで特に教訓めいた話は無いのですが

今朝うちの嫁がちょっと汚れたスハリの財布を空けているのを見て思い出したのです。

 

はい、当時の彼女が今の嫁さんです。

 

 

 

*書籍執筆の際にチーム内で好評だった、2011年08月24日の記事を再掲載しています。

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