最近のお気に入りの組み合わせです。

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小玉 歩

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最近のお気に入りの組み合わせです。

金色の石がルチルクォーツで、ちょっと黄色味がかった透明な石がリビアングラス。


ルチルクォーツというのはブラジルでは割と採れるので、品質が高いものはお金を出せば誰でも手に入りますし、ルートによってそこまで大きな差がつくわけではありません。

もう1個のリビアングラス。
こいつはかなり面白いやつです。

この写真のものは超高品質でして、ラウンドビーズでここまで透明感があって内包物の少ないものは非常に希少です。

一般的な品質のものは、例えばこんな感じ。

http://item.rakuten.co.jp/elizabeth/10000767/

リビアングラスというものはどういうものかというと、リビア砂漠で採れる天然のガラスで、2600万年前に隕石の衝突による熱と圧力によってできたと研究で明らかになっています(今の所は)。

ツタンカーメン王の胸飾りにリビアングラスのスカラベが使われてたりと、多くの装飾品が出土されていて、なかなかロマンあふれるものなんですよ。


ルチルクォーツの品質の高いものは人気が高く、価格も高騰していきますが、実は枯渇することは考えられないほど沢山採れます。

しかも、結構色んな鉱山で採れるんです。


ですが、リビアングラスは産出量がかなり減っており、輸出規制までかかったりと、マーケットで高品質なものを普通に見かけることは殆どありません。

見かけるとしても、あまりにコストが高く過ぎて、全くもって商売にならないような仕入れになってしまうのです。


そんなこんなで、ガチでビジネスとして戦っていくと、仕入れルート、人脈、独自のコネ、テクニックなど様々なものが絡んできます。

本当に面白い世界になってきました。

リビアングラスに関しては、原石の段階から押さえて加工に回すのと、一般的なマーケットで仕入れるのとでは、勝負にならないくらいコストに差が出ます。

御徒町の問屋や、ちょっと頑張ってリーワンで買っているところは、死ぬほど高く仕入れていると思います。

その世界はとうの昔に卒業です。


原石で買うとなると、最低でも80キロスタートです。

だいたい、普通のブレスレットが50グラムぐらいなので、80キロというのが、どれだけの量かがお分かりいただけるかと思います。

この80キロの原石ですが、外から見てだいたいの品質は分かりますが、ビーズに加工される時点で、どこまでの品質になるかは作ってみないと分かりません。

大きい原石だと、中がどうなっているか完全には分からないんです。

全くダメという原石は、そもそも弾かれるものの、それが小売価格で40万円で売れるものなのか、10万円くらいのものかは、結構ギリギリまで分からなかったりもするんです。

なので結構なギャンブル。


これは、ジュエリーの世界と違った「雑さ」的な部分なのだと思います。

ジュエリーほど高額ではないので、そこまで厳密に取り扱っていない感じなのでしょう。


転売ビジネスも店舗仕入れから始まって、結局最終的には上流に行けば行くほど儲かりますが、ロットの金額も大きくなりますし在庫リスクも大きくなる。

リスクマネジメントはもちろんしますが、店舗で小口で買うことと比較すると桁違いのリスクですよね。

でも、断然儲かる。

天然石の世界も同じで、ビジネスとして競争力を持とうとすればするほど、上流に行かなければいけなくなります。

ここまでくると「ネットビジネス」とか関係なくなってきます。笑

何が言いたいのかというと、弊社が運営するpremium stone galleryが決算セール中だということです(・ω<) テヘペロ
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