本日はあなたに紹介したい人がいます。
31歳の青年です。
彼との出会いは、2012年でした。
この年、私は『クビでも年収1億円』の出版記念講演会を渋谷公会堂で開催しました。
その際の懇親会で話したのが彼との初コンタクトだったと思います。
ご機嫌でビールを飲んでいた私に近づき、「何か1文字書かせてください!」と筆を持って話しかけてきたのです。
・・・完全に不審者でした。
ですが、この時には私の息子の名前の1文字を書いていただき、その正方形の小さな紙は今でも持っています。
彼は高校で書道を教える教師でした。
そんな彼は、自分の熱い想いを発信したいとの想いから、私たちの開催する出版合宿に参加します。
合宿の中でも、「こんなに心が澄んでいてまっすぐな人はいない」と感じ、何としてでも出版をさせたいと講師陣も力が入りました。
しかし、、、残念ながら出版社の手は上がりませんでした。
手堅く売れる企画を望む編集者の選考に、書道をフックにした企画は響かなかったのです。
あの時は、私も非常に悔しい想いをしました。
深い付き合いは、そこで一旦終わりましたが、その後も名古屋の講演にまで顔を出してくれたりなど、私の中では彼はかなり気になる存在でした。
当時、彼はもがいていました。
高校教師として生徒たちに教育をしていましたが、教師という立場の限界を感じていたのです。
生徒たちには「夢を叶えよう」と言いながら、その一方で、自分たちは生徒たちの夢を叶える教育ができるのか。
もし、「社長になりたい!」という生徒がいたとして、教師の世界しか知らない自分に彼らに何か良い言葉を与えられるのか。
実は・・・自分のやりたい事も他にある。
それを成し遂げないままに、教育者として満足な教育ができるのか。
そんな悶々とした日々の中にいました。
実は、私はずっと彼の動向を、こっそりFacebookで追っていました。
私がビジネスを始めてから出会った人は、数千人という規模だと思います。
セミナーに参加して彼のように話をした人は、本当にたくさんいます。
そのような中でも彼だけは何か気にかかり、何度も何度もFacebookを見ていたのです。
しかし、そこで見て取れたのは彼の迷走でした。
明らかに変な人とつるんでいたり、明らかに変なセミナーに出たりしていました。
「このままでは、どうしようもなくなる」と正直、私は感じました。
それでも、彼は決断をします。
2014年の春に高校教師を辞め、書道家として歩み出すのです。
ただ、それまで彼は教師しかやっていなく、ビジネスの経験は全くありません。
ですから書道家として食っていく方法は、全く見えていませんでした。
それでも、悶々とした日々から抜け出したいという想いから、高校教師を辞めたのでしょう。
迷走していた彼の姿を見ていた私は、そのまま放っておく事ができませんでした。
そこで、彼にFacebookで「自分の元で学ばないか」と直接メッセージを送ったのです。
翌月より、彼は私からビジネスを学ぶ事となります。
鬼のように厳しい指導です。
2014年10月1日
それから1年以上が経ちました。
彼は感動を伝える「魂の書道家」として、日本はもとより世界で活躍する書道家となりました。
ベトナムのダナンでは10万人を超える大イベントである、観世音寺祭りにで日本人代表としてパフォーマンスを行いました。
1年前には1人もいなかった彼の弟子も、今では毎月毎月増えています。
2012年に出会った彼と、今の彼は全くの別人です。
スーツ姿で筆を持つ「不審者」から、世界を股にかける「人間としての凄みを持った男」になりました。
あの時彼の目の奥にあった迷いの感情は、今では微塵も見えません。
一切の迷いなく強い意思で自分の活動を展開しています。
様々な困難を乗り越えて「真の教育者」として活躍する彼の言葉は、体の芯まで響くような重みがあります。
心の隅々まで震えるような感動があります。
そんな彼のメッセージを、今日はあなたに届けたいと思います。
こちらをご覧下さい。