僕はかれこれもう5年近くビジネスコミュニティを運営していまして、その中で何千人もの生徒さんたちを見てきました。
そうすると、やっぱりいろんなタイプがいるんですね。
初心者から始めてすぐに稼げるようになる人もいれば、一方では1~2年かかって稼げるようになる人もいる。
もっと言えば、結果が出なくて消えちゃう人までいるわけです。
もし、あなたが何かしら副業やビジネスを始めようと考えていたら、初心者でもすぐに稼げるようになりたいですよね?
今日は、僕がこれまでたくさんの生徒さんたちを見てきたからこそわかった「初心者でもすぐ稼げる人の共通点」について、お伝えしていきたいと思います。
ズバリ言うと・・・
守破離の「守」がすごい!
この守破離とは、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したものになります。
「守」というのは、原型を忠実に表現することを言います。
「破」というのは、原型をアレンジをすること言います。
「離」というのは、新しいものを生み出すことを言います。
この流れを「守破離」という言葉で表現しているんですね。
初心者なのに最短で最速で結果を出す人は、この「守」が本当にすごいわけです。
じゃー実際にどのくらいすごいのかというと、僕からしたら「それ真似しているでしょ⁉」くらいなまでに、完璧かつ忠実にトレースしているってレベル感なんです。
なんか世間一般では
「真似ってあんまりよくないよね?」
「もっと個性をださなきゃいけない」
みたいに考える人も多いかもしれませんが
最初のうちは
「原型のものをしっかり見て真似する」
という基本が非常に大切になってくる。
では、オリジナル側から「真似かよ!」って思われるくらい、原型をきれいになぞるためには、いったい何が必要なのでしょうか?
まず、大事なのは「観察すること」です。
原型をしっかり観察・分析して「なるほど!ここがキモだな!」といった具合に、本質的な部分の構造的把握ができないと真似することは難しい。
観察・分析しないで真似すると、それっぽい見た目だけの感じ、うわべだけをなぞっている感じで終わってしまうことが多く、それでは実際に真似したとは言えないんですよ。
だからまずは
「しっかり観察・分析して、そこに自己流を全く入れずに真似をする」
のが大事なんですね。
これが、初心者でも最短・最速で結果を出すポイントのひとつになります。
あと、もうひとつ大切なことがありまして・・・
それは「とにかく早く動いて、さっさと失敗する」ことです。
実のところ、これが初心者で結果を出す人の共通点なんですよ。
多くの人は失敗したくないと思っているはずです。
「失敗するのが怖い」
「失敗なんて恥ずかしい」
「失敗しないためにいろんな準備をしよう」
普通はこういった思考回路が働くからです。
でも、いくら準備しようが、いくら失敗したくないと頭で考えたところで・・・
「基本的に全員失敗します」
どこかの段階で必ず誰もが失敗する。
だから大丈夫です。
安心して失敗してくださいね。
ようするに、いくら失敗を怖がって、たくさんの準備したところで、あんまり意味がないというか、頭の中で何度もシミュレーションするよりも、実際に動きながら考えていくほうが、はるかに効率がいいわけです。
もちろん、準備することの意味がゼロって言っているわけじゃないですよ。
準備したほうがいいし、ある程度の勉強は必要なわけなのですが。
ただ「1年間くらい準備してます!」みたいな話って結局行動に移さないことが多いと思うんですよね。
つまり、一番良くないのは「失敗を怖がりすぎて何もしないこと」です。
実際に行動やアクションにとりかかるのに時間がかかりすぎる人が多いなーと感じます。
どこかのタイミングで絶対失敗することがわかっていたら早くに失敗を経験しておいたほうが成長や進化のスピードは速くなるに決まっている。
僕は3人の子供がいるんですが、子供って毎日のように失敗をしているわけです。
毎日何か新しいことに取り組んで、そこで失敗して学んで、また取り組んで・・・次第に少しずつできるようになる。
そんな繰り返しをしているんですね。
これって子供は当たり前のようにできているのですが、大人になるとなかなかできなくなります。
理由は、社会に出るとだんだん失敗は許されなくなっていくからです。
ちょっとした失敗でも「お前!何やってんだよ!」みたいな感じで言われたりとかありますよね?
たとえば、会社で失敗すると年度末の査定に響いて給料が下がるから、失敗は絶対にできない、みたいな感じです。
でもよくよく考えてみてください。
新しいことに挑戦するには失敗がつきものですよね?
これまでに経験がないことをやるのに、失敗しない人なんか基本的にはいないわけです。
天才じゃない限り、普通は失敗するんです。
仮に、あなたがこれまで会社に勤めた経験しかなくて、新たに副業でビジネスや事業をやりましょうってなったとき、その副業は完全に新しいことへの挑戦になるわけですから、ほぼ間違いなくどこかの段階で失敗するんですよ。
だからこそ、そんなに怖がる必要はないし、みんな失敗するわけですし、もっと言ってしまえば、「初心者の人が失敗しました」となったところで、立ち上がれないほどの再起不能になる失敗というのは現実的にはありえない。
初心者なので、限られたことしかできないわけで、限られたことの中で起こる失敗なんていうのはしょせん限られたことなんですよ。
僕みたいな普通の人が普通に新しいことに取り組んで、それで失敗したと言っても、きっとそんなのは、その世界の中堅クラスや大御所から見たら、大した失敗じゃないわけです。
どの業界でも、先に取り組んでいる先輩や先生の存在があるわけで、初心者の失敗というのは、その先輩や先生たちがカバーできる範囲内でしかない。
だから、どうせできないのであれば、余裕で失敗したらいい。
「失敗を過度に恐れて動けない」とか「準備に死ぬほど時間がかかる」とか、そういうのは本当に意味がないので、どんどんやってどんどん失敗しましょう。
新しい物事に取り組む場合には、ほぼ間違いなく失敗しますし、その失敗で再起不能になるような事態にはまず陥らないので、安心してほしいと思います。
こういったことを心に留めておくと、本当にいろんな挑戦ができるようになりますよね。
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