「小玉さんはなぜ稼ぐんですか?」という質問を頂きました。
実はこれに関しましてはテレビに出たときにお話ししているんですね。
もしお時間があればこちらをご覧下さい。
⇒ http://youtu.be/PDaYzwGJ5_Y
『クビでも年収1億円』を読んでいただいた方はご存知だと思いますが、私の父親はラーメン屋を経営していました。
しかし、私がサラリーマンになって3年目ぐらいに倒産してしまいます。
実家が商売をやっているって方は気持ちがわかると思うのですが、私は自分の父親がラーメン屋というのが誇りでした。
世の中の殆どの人がスーツを来て出勤する中、自分の父親は白衣を着て厨房に立ちラーメンを提供する。
それを、みんなが美味しい美味しいといって食べてくれる。
それが子供心に超かっこ良かったんですよ。
子供時代は友達を引き連れてラーメン屋に連れて行き、私は本当に自慢げにしていました。
生まれた時から父親はラーメン屋のオヤジだったので、なんと言うかそれ自体が私のアイデンティティだったんです。
それが、ある日父親から電話がかかってきて、もう借金が限界で店をたたむという話をされました。
この話をされたときに、何もする事が出来なかったという死ぬほど悔しい体験が私の心に刻まれています。
「お金」に対するイメージって人それぞれあると思います。
もし、この時に今の経済状況であれば間違いなく私は父親を支援していたでしょう。
だって、私の父親はラーメン屋のオヤジ以外考えられませんでしたもん。
また、お金があれば人の夢を応援する事も出来ます。
友達のアパレルブランドを応援したり、車で世界一周している若者に私が援助したようにね。
(興味ある方は「Look 世界一周」と検索してみてください)
これが「救える幅が広がる」ってことなんです。
当時の私が父親を助けたかったように、救いたくてもどうしようもなかった経験ってあると思うんですよ。
その時、お金があったら救えた可能性はありませんか?
もちろん、まずは自分を満たす事が大事です。
空腹で死にそうなときに、他人にパンをあげる事なんて出来ないでしょう。
なので、最初はお金をガンガン稼いで好きな事にお金を使ったら良いです。
そうしたら、そのうちマジで満足してしまいます。
これ本当です。
そうなったときに次の景色が見えてくるんですね。
「次の景色」とか言うと大げさですが、まあ何かやりたい事がドンドン出てくるわけですよ。
ちなみに、父親のラーメン屋を再開させたいんですけど実はちょっと日和ってるんですよね。
私がじゃないですよ、父親が。
やはり強烈な失敗体験だったと思うので、怖い部分もあると思います。
あとねー、今は製薬会社の社員寮の管理人やってるんですね。
管理人兼、まかない作る人。
あれが、結構居心地いいんじゃないかとにらんでます。
数十年ぶりに雇用されて上の人間の文句をぶーぶー言いながらも、なんだかんだ寮内の人づきあいとか楽しそうですしね。
60歳になるし、夏場の厨房とかきっともうしどいのかなーとか思いつつも、やはりカッコいい父さんの姿をまた見たいですよ、私は。
もう、ビビらなくて大丈夫なんだけどな。
そのためにマーケティングの力を磨いてきたんだから。
全国チェーンのラーメン屋の作り方は知らないけど、夫婦が満足に食っていく繁盛店は間違いなく作れますよ。
秋田だったらなおさら成功しやすい手法があるのです。
来週から地元秋田に帰ります。
この辺りの話を、またちらっと振ってみよう考え中。
自分的にバンドでメジャーデビューして全く売れなかったリベンジは書籍である程度できたつもり。(CDでも企んでるけどね)
ラーメン屋のリベンジも絶対にしたいんですよ。
じゃなきゃ死ねないです。
もし「あじよし」が再開したら秋田のみんなよろしくね!
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