「無事これ名馬」って言葉を知っていますか?
正しい意味合いで言うと、
「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」
となります。
ただ、最近の使われ方では「能力が多少劣っていても」という、前半部分は含まない感じのニュアンスです。
この「無事これ名馬」って、本当にそうだなーと思いますね。
今朝、起きてヤフーニュースを見たら、こんな記事が目に入りました。
「移籍後2年で2度目の大ケガ…宮市亮が再び前十字じん帯断裂で離脱」
サッカー選手の宮市亮に関する記事。
「うわぁ・・・またか・・・」というのが、正直な感想です。
宮市選手はとんでもないスピードでサイドを駆け上がる魅力的な選手です。
さらに両足で蹴れるので、クロスを上げるのもカットインしてシュートも、どちらもナイスな選手です。
私は足の速い選手が大好きなんですよ。
下手でしたけど岡野も好きでした。
ですので、今だったら浅野だったり、永井だったりも好きです。
宮市は高校時代から、そのスピードで他を圧倒し高校卒業後にアーセナルに入団しました。
その後レンタル移籍によって海外を転々としました。
そして、2015年にアーセナルから契約を解除されると、ドイツ2部リーグのFCザンクトパウリにフリーで移籍をしました。
この間・・・
かなりの回数の怪我をしました。
その中でも2015年7月に、左膝前十字靭帯を断裂してしまい翌年の4月まで長期離脱となったのは最も大きい怪我でした。
しかし、その長期離脱でも、彼はめげずに前を向いて走って行きました。
そして、怪我から復帰すると同年5月にフル出場をして、2得点1アシストの大活躍をするのです。
ところが、その後も筋肉系の怪我が、何度かあって離脱もありました。
そんな中での今日のニュースです。
前回とは逆足の膝前十字靭帯を断裂してしまったのです。
スピード系の選手にこれはきつい・・・
もちろん、24歳の若さなので、まだまだ行けるとは思っています。
ただ、離脱していた期間を考えると、やはり経験値としてもったいないのは、まぎれもない事実だと思います。
もちろん、治療・リハビリの期間が全く無駄だとは思いませんよ。
それにしても「もし怪我がなければ」と、どうしても思ってしまうわけです。
小野伸二選手も天性と称されながら、怪我で苦しんだ選手ですよね。
やはり「無事これ名馬」だと思います。
ビジネスシーンもそうです。
いくら仕事ができたとしても、すぐに体調を崩して休みがちであれば、ビジネスではダメですよね。
体力も実力のうちだと思います。
例えば、私はサラリーマン時代に、副業で1億円を稼ぎました。
ただ、その副業時代というのは朝7時に起きて会社へ行って、19時に帰宅して21時から副業開始。
それを深夜3時くらいまでやって、やっとベッドに入る。
翌日は、また7時に起きて会社へ行き、仕事もしっかりやる。
こんなことを1年以上続けました。
体力が無いとできないですよね。
当時は毎日リポD飲みながら頑張りましたが、今再現できるかというと厳しいですね・・・。
とはいえ、副業で1億円を稼ぐほどに時間を確保しようとすると、こうするしかなかったわけなんです。
物理的に時間を確保するには、睡眠時間を削るしか無いって。
ですから、ビジネスにおいても、体力といういうのは能力の1つだと思います。
虚弱体質の人や持病を抱える人を、批判しているわけではありません。
ただ、こればっかりは厳然たる事実として、存在してしまっているわけです。
アスリートだけでなくビジネスも体力があるのは、大きなアドバンテージです。
ただなあ・・・
最近、私は熱ばっかり出すんですよね。
こりゃあ、ビジネスマンとして、かなりアウトな感じでございます。
偉そうに「無事これ名馬」を語っている場合じゃないってところです。
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