「お酒飲めない物語」第4話

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小玉 歩

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コップに注いだビールは、3口飲むと顔が真っ赤。

すぐに心臓がバクバク言う。


そんな下戸である小玉歩、いや下戸玉歩の「お酒飲めない物語」第4話です。

過去、第3話までは下記より。

「お酒飲めない物語」第1話

「お酒飲めない物語」第2話

「お酒飲めない物語」第3話


大学時代、サラリーマン時代となんとなくやり過ごして来ました。

サラリーマン時代は「うんこ、もうあった事件」を乗り越えながらも起業家人生へ。

そこでは、お酒が好きな人が多く、そしてとっても楽しそう。


ここで自分もお酒を楽しめたらどんなに楽しいだろうかと、本当に本当に初めて極めて真剣に、お酒を飲めるようになる方法がないのかという事を探ったのです。

意識すると悪酔い防止や、二日酔い防止のドリンクやサプリメントというものは割と身近にあるものです。


ウコン、ヘパリーゼ、液キャベ、ハイチオールCから酒豪伝説なるものまで、お酒に良いとされるものがありました。

これは試すしかないぞー!と良いとされるものは、何でも試したものです。


ところが!!

いわゆるプラセボ的な感覚で「あれ?ちょっと良いかな??」くらいにしか体感的には特に何も変化がなかった訳です。


おいおいおいおい・・・割と高いお値段もするのにこれはちょっとないんじゃないのーとか思ったりもしたのですが、よくよく調べてみると仕方のない事でした。

というのも、巷に溢れる悪酔い、二日酔いに良いものとされるサプリメントやドリンクの類は、肝機能を強化するということにフォーカスしているからです。

アルコールへの対策ですから肝臓を元気にすれば良いような感じがするじゃないですか。

それは、お酒が飲める人がもっと強くなったり、翌日の負担を軽くするには良いのですが、もともと飲めない私らにはほとんど意味の無いものだったのです。


お酒に弱いというのはどういうことでしょう?

それは、肝臓が強いとか弱いとか、そういった話ではありません。

この辺勘違いしている方が多いと思うのですが、そうではないのです。

ですから、肝機能を強化するというウコンやヘパリーゼなんかは、私らには意味がありません。


では、何がお酒に強いとか、弱いとかを決めているのかと言いますと・・・

どうやら酵素がそれを決めているんだそうです。


その酵素というのがALDH2というアセトアルデヒドを分解する酵素。

日本人の40%はALDH2が欠落していたり、活性が低下していたりするそうで、そうなるとアセトアルデヒドの分解が行われずに血中における濃度が上昇し、下戸に出てくる顔が赤くなったり、ドキドキしたりということが起こるそうなんです。

ちなみに、日本人は40%がこういう感じなのですが、インド人5%、ハンガリー人2%、ドイツ人、スエーデン人、フィンランド人、ケニア人、エジプト人は0%なのだそうです。

ですから、人種的に日本人はお酒に弱い人が多いんですね。

もちろん、その40%にも程度の差があると思います。


そんなわけで、肝機能を強くしようがどうしようが、そもそも酵素自体を持ち得ていない人は全く意味がないんですね。

なので、ウコン、ヘパリーゼ、液キャベ、ハイチオールCから酒豪伝説なるものまで、お酒に弱い人は飲んでも何もなりません。

遺伝子レベルで酵素が決まっているからです。


では、お酒に弱い人は何をしてもどうしてもダメなのか?というところになります。

ですが、下戸玉歩はここをクリアすることができました。

遺伝的要素によって生まれつきアセトアルデヒド分解酵素ALDH2が欠損していて、少しでもお酒を飲むと顔が赤くなって心臓がドキドキしてしまう体質でありながら、それなりにお酒を楽しめるようになったのです。


その方法が、肝機能の強化ではなく、酵素の面からのアプローチでした。

この酵素の面からのアプローチにより、普段お酒に弱い人でも驚くほどお酒が飲めるようになります。


次回「酵素の面からのアプローチ」についてお話をしたいと思います。

「お酒飲めない物語」最終話です!
「お酒飲めない物語」最終話

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