副業禁止の会社に勤めています。どうしたらいいですか??

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小玉 歩

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この記事は約17分で読めます。
最近、僕のYouTubeを見てくださっている方から、

「副業に興味があるのですが、勤めている会社が副業禁止なので、どうしようか悩んでいます」
というメッセージを頂きました。

結論からお伝えすると・・・

「副業しましょう!」
というか、やったほうがいいし、やるしかないんじゃないですかね。

特に贅沢しているわけではないけど、今の会社の給料じゃ生活がままならない人も多いと思います。

僕も実際そうでしたからね。

あとは、夫婦で共働きをしているけど、子供たちを大学まで行かせることを考えると、世帯収入が足りないって話も普通にあると思うんですね。

そしたら、会社が副業禁止だろうが、副業するしかないわけですよ。

勤めている会社に余力があったり、年功序列が保証された超優良企業であれば、仕事を頑張って自分の給料を上げていくことを考えるのもいいと思いますよ。

もしくは、会社や業界に将来性があるならば、本業を頑張っていいでしょう。

でも、そうじゃなければ自己防衛のためにも、副業はすべきですよ。

僕は今年で40歳になりますが、この2年くらいって、コロナの影響だったりで、今まで生きてきた中で、もっとも先行きが見えない時代だなって実感しています。

そして、多くの会社が、これからビジネスモデルの転換を迫られる中で、業界の大変動が起こっていくわけですよ。

そう考えたら、会社の給料以外に個人で収入源を確保しておいたほうが安心・安全ですよね。

10年先、20年先の未来がどうなるなんて保証もないし、誰にもわからない。
だから、個人の身を守る意味でも、副業はやっておいたほうがいいですよ。

僕は起業する前、キヤノンマーケティングジャパンという会社に、新卒から入って7年間ほど勤めていたんですね。

営業をやって、最後の数年はデジタルカメラのマーケティング部にいました。

で、最近こんな記事が出ていたんです。
「キヤノン、「祖業のデジカメ」大苦戦の根本原因 初の四半期赤字転落、響くミラーレスの出遅れ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c71e6dbf670ee7eb209a6b1c1e47ba3270bfe08a
僕がいたキヤノンマーケティングジャパンという会社は、キヤノン製品の国内販売会社で、キヤノンが親会社です。

その親会社であるキヤノンのほうが、四半期で赤字転落したわけですね。

記事では、
カメラ映像機器工業会が取りまとめた2020年4月から6月のデジタルカメラ出荷数量は、前年同期比65.3%減の約143万台に落ち込んだ。

手軽に写真を撮れるスマートフォンの普及により、デジカメ市場は2010年をピークに縮小の一途をたどっている。

2019年の市場規模は、2010年比で約8分の1の規模だ。

そこを新型コロナが直撃した。
と書かれています。

今って、コンパクトデジタルカメラは、ほとんど使わないじゃないですか。

スマホで写真がめちゃくちゃ綺麗に撮れるから、デジカメなんて、もういらないわけですよ。

さっきの記事にあった「ピークである2010年」って、ちょうど僕がいた最後の頃で、その翌年は、震災の影響で生産が止まっちゃって、市場自体が落ち込んでいました。

今思い返してみれば、これからデジカメの市場が盛り上がっていくぞーってタイミングで僕はアマゾンジャパンの営業担当で、その後デジカメ市場のピークでマーケティング部にいたので、めちゃくちゃ運が良かったんですよ。

運だけで良い感じのサラリーマン人生を送れたように思います。
ただ、その頃から徐々に「スマホで写真を撮る」っていうのが、当たり前になってきていて、それこそ「コンパクトデジカメってマジでいらないよな」って、僕自身も感じていたんです。

そういう「時代の流れ」ってあるじゃないですか。

その流れに抗って何かするのって、マジで意味がないと思うんですね。

スマホで写真を撮る文化が広がっていくのがわかりきっているのに、「コンパクトデジタルカメラの写りがいかに鮮明か」っていう店頭の用のPOPを時間をかけて作るわけですよ。

10倍に拡大した比較写真を用意して、「スマホはこんなにノイズがありますね」ってことをひたすらにやる。

そもそも「誰が10倍で見るんだ!」って話じゃないですか。

あとは、キヤノンではプリンターが有名ですが、プリンターって一番の商戦期は年末なんですよ。

年末に向けて一番売れていく商品なんですが、何でも年末が一番売れるのか、わかりますか?

答えは「年賀状」の作成。

実はプリンターって、機械自体では、そこまで利益が出ないんです。

むしろ赤字でも売ってしまうくらい。

じゃあ、何で利益を出しているかというと「インク」なんです。

インクってめちゃくちゃ利益が出るんですよ。

だから毎年、年賀状をガンガン印刷して、インクをどんどん買ってもらいたいんですね。

でも、年賀状も出さなくなっているじゃないですか。

LINEで「明けましておめでとう」が主流ですもんね。

ところが、この流れに抗って「LINEで『おめでとう!』なんて味気ないから、大事な人には年賀状を送ろう」みたいな感じのことを宣伝していくわけですよ。

でも実際「それって無理あるでしょ!?」って思うじゃないですか。
だから、抗うのではなく、時代がそういう方向に流れているならば、それに合わせて、どうしていくのかを考えるべきなんですね。

まあ、会社の上のほうにいる人間は、そういうことは考えつつも、やっぱり目先の売上が必要だから、少しでも売上を作るために、時代に抗うようなことを現場にやらせていたのかもしれませんね。

ちょっと話がずれましたが・・・

僕がサラリーマンだった頃って「デジカメ業界」は、我が世の春を謳歌していたわけですよ。

それが今や、なんと市場が8分の1になってしまう。

しかも、僕がいた会社って良い会社で、基本的にリストラなんてないんですよ。

リストラがないってことは、上が詰まっていくわけですね。

今だから言いますが、デスクでゴルフ雑誌を読んでるような人が、本部長クラスでいるんですよ。

そして、彼らの年収が1500万円くらい。

こんな人たちが上にゴロゴロいて、若手の自分が頑張っても会社はどうにもならないわけです。

勤めていたとして、将来的に、10年先、20年先に自分の給料がガンガン上がっていくイメージって持てますか?って話。
たとえば、あなたがヘッドハンティングされるような優秀なビジネスパーソンであれば全く問題ないですよ。

でも実際には、こうした副業に関する記事を読んでいるわけですから、失礼かもしれませんが、そんな感じでもないわけですよ。

だったら、やっぱり副業するのがいいと思いますね。

そうじゃないと、本当にお金に困る未来しか待っていないんですよ。

僕は正直ラッキーでした。

なんとなく就職して、時代の流れに乗って会社の業績も個人の実績も、だんだんよくなっていったんでね。

とは言っても、あのままサラリーマンを続けて、その先に素敵な未来があったかといわれれば、少なくとも「サラリーマン小玉歩」の未来には何もありませんでしたよ。

断言できます。

マジで副業やっていてよかったなーって心の底から思いますね。

当時は、そもそも副業規定とか、ちゃんと見ていなかったんです。

あんまり気にせず、副業をやっていったのですが、おそらく禁止されていたと思います。

では、なんで僕が副業に取り組むようになったのか?

東京の生活コストが高かったり、当時バンド活動をしていて、そこにお金を使ったり、あとそれ以前にお金の管理がダメダメだったりって色々な理由はあったのですが・・・

最初のきっかけは、入社3年目くらいで、僕は営業から内勤になって、その際に営業手当が、なくなったことなんですね。

営業手当が5万5000円あったんですが、これがゴッソリなくなったわけですよ。

毎月5万5000円なくなるって結構ヤバいじゃないですか。

基本給が23万円くらいで、営業手当が5万5000円であわせて30万くらいもらっていたところから、急に給料が激減して「こんな生活、ちょっと無理だ」ってなったんです。

当時、千葉県の本八幡というところに会社の寮があって、そこに住んでいました。

そして、お金に困った僕は、本八幡の駅前の居酒屋でバイトを始めました。

会社の寮に住んでいる人たちも、普通に通る道沿いの居酒屋でしたが、シンプルに何も考えていなかったんですよね。
バレるとかバレないとか考えもしなかったんです笑

その後に、今の奥さんである当時の彼女と同棲をするということで、東京都の高田馬場に引っ越して、そこでも居酒屋でバイトしていました。

バイトをしつつ株式投資に挑戦するも、失敗して300万円ほどの借金を作ったり。

そんなこんなで、会社終わって副業のバイトをずっとしながら、「あーでもない。こーでもない」と試行錯誤の日々を送っていました。

そして、ある日「転売ビジネス」と出会って、とりあえず家にあるギターやエフェクターをヤフオクで売ったら、中古で買ったものが購入した金額より高く売れたわけですよ。

しかも、これを1個売った利益が、時給よりも全然稼げちゃったことが、僕が最初にネットの可能性を感じたきっかけですね。

そこから、色々あって副業で1億円稼いで、今に至るって感じなんです。

副業している間、サラリーマン人生としても、昇格試験みたいなものに受かって、月給15万ほど増えたこともありました。

でも当時、副業の「転売ビジネス」で、「リヤドロ」というスペインの陶器の輸入転売に、僕がハマっていて、それが1個売れたら、2万円から5万円の利益が出たり、リヤドロのひな人形や五月人形が1個売れたら、10万円近くの利益が出ていたんですよ。

だから昇格試験に合格して、月給15万円増えようが、会社の給料なんて、正直どうでもよくなった感じはありましたね。

マジで今、副業をするかしないかで悩んでいる会社員の人がいたら、考えてみてください。

この先、自分が今いる会社で会社員として働き続けて、出世して役員クラスになれますか?
あなたの勤める会社や業界は、この先10年20年と伸びていきますか?
ストレスを抱えながら、必死に働き続けたところで、給料が上がる保証はありますか?
もし、この質問に自信を持って「YES」と答えられないならば、副業をやったらいいですよ。

だって、会社があなたのことを守ってくれるわけじゃないでしょう。

守ってくれるならいいですけど、守ってくれないんだったら自分で身を守るしかないわけじゃないですか。

バレたっていいですよ。
いきなりクビってことはないと思います。

「思います」っていうのは無責任な話ですが、おそらく「戒告」か「譴責」になるはずですね。

戒告の場合は注意で、譴責の場合は始末書ですね。

つまり、そのぐらいだってこと。

だって「副業する」って、世の中的に、そこまで悪いことじゃないでしょう。

別に犯罪を犯したり、誰かを騙して陥れたりしているわけじゃないですし。

副業のせいで、会社を休みまくったり、仕事がめちゃくちゃになったり、会社に対して悪いことをしてたら別ですよ。

まあ、バレてしまったらクビにはならないにしても、社内での将来は無いでしょうね。

でも、そもそも将来も無いと思うんですよね。

僕も実際にサラリーマン時代は「将来、役員になるぜ!」なんてこともなかったし、やる気のない社員で、省エネで最大限の結果を出すことばかりを考えていましたから。
だから、副業禁止の会社だとしても、副業をやりましょうよ。

こういった記事を読んでいる時点で、副業禁止だけど、気になってるわけじゃないですか。

むしろ副業やりたいと思っているわけですよね。

じゃあ、副業やろうよ!って。

人生レベルで考えたら、もし副業がバレたとしても、それって大して影響ないですよ。
一度きりの人生なんで、気になっているならやってみたら良いんです。

その代わり、やるなら思いっきりやりましょう。

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この記事を書いた人

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小玉 歩

ネットビジネス界の異端児。一部上場企業で勤めながらも、副業で始めたネットビジネスで年収1億円を稼ぎ会社をクビに。この経験を書籍化した『クビでも年収1億円』はシリーズ累計15万部を記録する。 現在はWEBマーケティング全般を手がける会社を経営し、ビジネスコミュニティの運営、コンテンツビジネス、通販事業を展開。「本当の稼ぐ力を身につけ、人生を良い方向へ変える」をモットーに、個人起業を支援する情報発信に力を入れている。

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