副業でやらかした大失敗5選

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小玉 歩

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僕はいつも「副業って稼げるよ」とか「こうやって副業で稼ごうね」みたいなことをお伝えしてます。

ただ、当たり前の話ですが、成功ばかりではなく失敗もしています。

ということで、今回は僕のこれまでの副業経験の中から「やらかした大失敗トップ5」をお伝えしていきますね。


副業での大失敗1「iPhone転売」


昔に僕が転売をやっていた時の話になります。

手法としては、海外のeBay(イーベイ)というオークションで仕入れて、日本のヤフオクで売るという流れで、リサーチをして「利益が出るぞ!」って分かったものを仕入れると儲かるというわけです。

そのリサーチをしていく中で、ある日「儲かるiPhone」を見つけました。

この価格で買えたら確実に利益が出ることが分かっていたので、その段階でイーベイでiPhoneを買ったんです。

海外だから到着まで時間がかかったんですが、やっと届いた箱を見たら、何かがおかしいんですよ。

で、発送地を見たら、中国になっている。

アメリカのセラーから買ったはずなのに、なぜか中国から届いているわけですよ。

「変だな~」とか思いながら、一気に箱を開けました。

すると、箱は普通のiPhoneの箱です。

確かにiPhoneですよ。

でも、やっぱり、なんか違和感あるなぁ~と思って、本体を確認して、ちょっと動くか見てみようと思ったんですね。

新品でも電源入れると多少は動くじゃないですか。

それで電源を入れてみると、一応起動はしました。

でも、起動するにも、なんかめちゃくちゃ時間がかかって「iPhoneって、こんなに起動に時間かかったっけ?」みたいな感じでした。

いろいろ操作してみるんですけど、動きがとにかく重いんです。

変だなぁ~とか思って、地図アプリのGoogleマップを開いたら驚きでした。

なんと、地図を写真で撮影した画像が出てきたんです。

それで「うわーーーーーっ!」と思って・・・

完全に偽物だったわけですよ。

地図アプリを開いたら、写真で撮影した地図の画像が出てくるって。

どうしていいか分からず、そのiPhoneそのまんま家に置いておきました。


副業での大失敗2「株で損しすぎて会社を休む」


当時、2006年か2007年頃だったでしょうか。

僕が副業で転売とかを始める前の話になります。

ある日、コンビニで雑誌を立ち読みしていると、

「主婦が株で1億円稼いだ!」
「普通のおじさんが株で2年で10億円稼いだ!」
とか、そんなことが書かれているわけですよ。

それを見て「俺はバカじゃないし、主婦で1億円稼げるんだったら、自分でもいける!」って思いました。

でも、さすがにいきなり何も勉強せずやるわけではなく、本を何冊も買って自分なりに勉強して、いざ株のトレードを始めたわけです。

ところがどっこい。

2007年に、あの「サブプライムショック」が起こりました。

これが始まった時って、日本よりも先にニューヨーク市場が大変なことになったんです。

ニューヨーク市場が開くと同時に、株価がとんでもなく大暴落しているわけですよ。

となると、絶対に、翌日の日本の株価もヤバいな~ってことは予測できました。

ニュースとか見ても、ただことじゃない雰囲気なわけです。

で、僕はその日眠れなかったんですね。

もう一睡もできずに朝を迎えました。「俺の保有株どうなってしまうのだろうか?」
「これからの日本はどうなるんだろう?」

みたいな感じでした。

僕はサラリーマンの副業で株をやっていたので会社どころじゃないわけですよ。

それで「そもそも会社に行ってる場合じゃねーよ!」ってことで上司に電話しました。

「あの・・・頭が割れるように痛いので今日は休みます・・・」

電話を切ったあと、僕は布団に入ったまんまノートパソコンで株価を見ていました。

そうすると、朝の9時に株式市場が開くと同時に、ほぼすべての株がストップ安になったんです。

「ストップ安」とは、株価の暴落を防ぐために証券取引所が1日に変動する株価の下落を制限するもので、ストップ安になると保有している株が売れなくなります。

もう損をするのがわかっているから、とにかく早く売りたいんですが、売れない状態が続くわけです。

さらに、僕は当時、信用取引をやっていました・・・

「信用取引」とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引のこと。

要するに、自分のお金にレバレッジをかけて株を買っていたわけです。

これ、どうなるかっていうと・・・

普通の現物取引であれば、持ってる以上のお金を失うことはありません。

たとえば、100万円を口座に入れていたら、100万円以上にお金を減ることはないわけです。

一方で信用取引の場合は、預けている以上のお金がなくなることがあります。

で、まさにそうなったんです。

だから、そこで結構な借金をつくりました。

今、冷静に振り返って考えると、そもそも素人の僕が株をやろうと思った時点で、相場の頂点に近いわけですよ。

「靴磨きの少年」の話って聞いたことありますか?

1929年に、アメリカ株式市場が大暴落した時の有名なエピソードです。

アメリカの第35代大統領であるジョン・F・ケネディの父親で、ジョセフ・P・ケネディっていう人がいました。

ジョセフは、ウォール街で巨万の富を築いて政治家になった人物なのですが、彼はある日、ウォール街で靴磨きをしている少年が、株の話をしているのをこっそり聞いたわけですよ。

それを聞いたジョセフは、自分の持ち株を全部売って、その後の大暴落を免れたというのが「靴磨きの少年」の話になります。

これって、どういうことなのか?

要は、一般大衆の隅々にまで、株式の関心が高まっているということは、もうすでに高値に違いないということで、もうこれ以上株を買う人いないだろうと予測がついたわけです。

だから、ジョセフは、持ち株を売って、その後の大暴落から逃れることができた。

一方、僕は靴磨きの少年だったわけですよ。そもそも株とかよくわかってないのに、雑誌を見て「おっ! 株で1億円稼げるみたいだから俺もやるぞ~!」って、高値で買ったまま、暴落に巻き込まれて終わった・・・

僕の知り合いでも、それまでどんどん株価が上がっていて、含み益で1億円ほど資産があった人が、リーマンショック後の大暴落に巻き込まれて、それらを全部失ったって人もいます。

恐ろしい話です。

で、今も株価が上がっている状態じゃないですか。

たとえば、ファミレスで女子高生が株の話をしていたり、「今ってバブルじゃないか?」みたいな声があって、でも一方で「今回は違う」みたいな声が出ていたり。

だから「これってやっぱりバブルの頂点だ~」なんて言われているわけですよ。

なんかそろそろ怪しいんじゃないか・・・って僕はどこかで思ってます。

僕自身、トレードとかは一生懸命やってないんですけれども、2年前に銀行とのお付き合いで買った米国株(個別の銘柄)が3000万ぐらいあるんですね。

買った時から結構上がっているんですよね。

これをどうしようかな~なんて考えていて、そろそろじゃないかと思っているところでございます。


副業での大失敗3 「1日1通のメールを送るだけで月収50万円稼げる事件」


さっきお話した株で死んだ後くらいから、僕は「なんか稼げるネタはないかなー?」って、インターネットで必死に探していました。

そしたら、ついに見つけたんです。

「1日1通メールを送るだけで月収50万円稼げる」

このセールスレターを見て、それを読めば読むほど

「これは絶対ヤバい情報だ!」
「これで俺は稼ぐんだ!」
と確信に変わっていきました。

うん、いわゆる情報商材ですね。

小玉大好き情報商材。

価格は、たしか10万円でした。

それを買ったわけですよ。

大体の方は、この結末に想像がついているかなと思うんですけれども・・・

当時の僕は、本当にリテラシーがなかったし、どこか魔法のように稼げる方法があると思っていたんです。

また、その商材の中身が、成り立つといえば成り立つのかなっていうギリギリのラインなわけで。

どういう方法かというと、メルマガの読者増サービスを使って読者を増やして、そこに用意されたアフィリエイトの文章をメールで送ると、それを受け取った人の何人かが購入して、アフィリエイト報酬が入りますよっていうノウハウだったんですね。

正直ノウハウでもなんでもないんですけど。

でも、ある日突然メールが来て「これどうですか?」みたいに売り込まれて、普通は買うわけないじゃないですか。

今ならわかりますが、当時はメルマガもセールスも何も知らなかったんで「これ、いけるんじゃね⁉」みたいな感じでやっちゃったんです。

しかも、その方法を実践するにあたって「読者増サービス」を使うわけで、このサービスを使用するのに20万円くらいかかります。

10万円の教材を買って、サービス使用料としてさらに20万円払ったので、合計30万円かかったんですね。

そして、その結果・・・1円も稼げませんでした・・・

まぁ、勉強代ですね。

もしかしたら、メールを単発で送るんじゃなくて、メールのプロモーションがちゃんと作られていたら、売れたのかもしれないな~なんて。

当時は「魔法のような方法がないかな?」っていう感じで、中身の内容をしっかりと理解せずに購入して実践しまったわけで、これが大失敗でございました。

自分でワケ分からんものを買って、上手くいくわけがないですよね。


副業での大失敗4 「お金を使い果たして、カードの支払いができなくなる事件」


ネットで副業をしている当時、僕はWEB広告を使ってアクセスを集めて、そのアクセスでアフィリエイトをする手法に取り組んでいたんですよ。

これは「アドアフィリエイト」といって、今でもやってる人が多いです。

当時の僕は、サラリーマンをやりながら副業していましたので、生活費とか、さっきの株で作った借金を返済するためにお金を払っていましたので、広告費に使うお金がなかったんですね。

そこで、お金がない中で、どうやってWEB広告費を捻出しようと考えた時に、クレジットカードで先出しで支払う手法にたどりつきました。

先出しでクレジットカードで広告費を支払って、アフィリエイト報酬が入金されたら、そのお金でカード料金を払うみたいな感じでやっていたわけですよ。

かかった広告費よりも、アフィリエイト報酬が多かったら、それが利益になるわけじゃないですか。

それで月50万くらい利益が出て、うまくいってたわけですよ。

だけど、当時の僕はバカすぎて、入ってきたアフィリエイト報酬を全部使ってしまったんです。カード代を支払うお金を残さずに。

要は、ご機嫌になっていたわけです。

これはもう単純にバカです。

ヤバいですよね~。

他の人だと絶対やらないような事件ですよね

でも、僕はやっていたわけですよ。

「カード代が払えない。どうしよう?」となって、カード会社に電話するんですよ。

そしたら、リボ払いを勧められてリボ払いで払っていましたね。

しかも、すっごい長い期間払っていました。


副業での大失敗5 「会社のお金がなくなる事件」


僕が最初にうまくいった副業が「eBayで仕入れてヤフオクで売る」という転売だったんですけど、その後に、無在庫でのネットショップ運営もやっていたんです。

この転売とネットショップ合わせて、100万円から200万円弱ぐらいの利益が出ていたんですね。

それがいったんうまくいって、そこからメルマガをやったり、広告を使ったアフィリエイトをやったりして結構忙しくなったんです。

「転売やネットショップの運営まで自分でやるの大変だわー」って状態でしたので、転売はやめて、ネットショップだけ残して誰かに運営してもらおうって考えました。

それで、メールマガジンでネットショップ運営者を募集したんですよ。

そしたら、いい人が見つかって、実際に運営してもらったら結構いい感じで回ったので、ほかにもネットショップを3つほど作ったんですね。

3つのうち、1店舗がものすごく当たって、もう1店舗が小ヒットで、もう1店舗は鳴かず飛ばずみたいな感じで、それなりにネットショップが何店舗もできてきたので、ネットショップの会社を別に作って、その人に社長お願いして、出た利益から、ちょっと僕がお金をもらう感じにしたわけです。

その際に、僕が個人で何百万円かを、その会社に入れることにしました。

何カ月か経ったある日のこと、その会社を任せた社長から、電話がかかってきたんです。

「実は最近ネットショップが思うようにうまくいってません・・・」
僕もちゃんとネットショップの状況を見てなかったので

「僕も悪かった。頑張ろうよ。一緒にこれから立て直していきましょう」
とお伝えしたんです。

すると、その会社を任せた社長が

「実は、もう会社にお金がありません・・・」
と発言するわけですよ。

でも、無在庫のネットショップなんで、お金を使って仕入れて在庫を抱えることはなく、売れたら仕入れて、お客様に発送し利益を確保するビジネスモデルですから、お金がどんどん減っていくことって現実的にありえないんですよ。

だから「もう、お金がないってどういうこと?」となったわけです。

それで、話を聞いていくと

「自分の給料とか取っていたのでなくなりました」

ということがわかったのですが、売上もない状態で、自分の給料だけはしっかり取っていたんかい!って。

役員報酬が決まってるから「取るな!」とは言えないんですが、売上がないなら、自分の給料を取る前に相談してよ~って思うわけですよ。

結局、もうどうしようもなくなったので、その事業というか会社は、やめちゃいました。

まあ、仕方ないですね。

僕は、人間の面でやらかしてしまうことが結構あって、全部自分が悪いんですけど・・・

たとえば、貸したお金が返ってこないとか。

1500万円貸して結局返ってこなくて、弁護士の方に間に入ってもらって色々と動いてもらったんですけれども、その結果、月3万円を40年かけて返済していくということになったことがあって。

ただ、その方って70歳を超えてるわけですよ。

だから、返済が完了する時には110歳ぐらいになってしまうんですけど・・・

「貸したお金が戻ってこない」とか「出したお金が消えた」とか、色々ありますが、結局は無い袖は振れないから、戻ってこないわけですよね。

完全に仕方ない。

僕の場合は、このようなことが結構あるんですけど、人生って色々あるから楽しいわけで。

だから結果的に、副業も楽しいし、ビジネスも楽しいものなんです。

それ以上に、うまくいっていることもあるので、それらも全部飲み込めているんですね。

ということで、これまで副業でやらかした大失敗を5つご紹介してきましたが、よくよく考えると別に大したことなかったな~って思うわけです。

僕自身、過去を振り返った時に「何か大失敗したことあったかなあ~」って考えて、出てきたのが、これぐらいだったので、やっぱり大したことないんですね。

みんな、失敗を怖がりますが、大した失敗なんてないわけで、どれもあとで笑って話せるくらいになるので安心してください。

余裕です。

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この記事を書いた人

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小玉 歩

ネットビジネス界の異端児。一部上場企業で勤めながらも、副業で始めたネットビジネスで年収1億円を稼ぎ会社をクビに。この経験を書籍化した『クビでも年収1億円』はシリーズ累計15万部を記録する。 現在はWEBマーケティング全般を手がける会社を経営し、ビジネスコミュニティの運営、コンテンツビジネス、通販事業を展開。「本当の稼ぐ力を身につけ、人生を良い方向へ変える」をモットーに、個人起業を支援する情報発信に力を入れている。

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