今回は、4月6日に確定申告をしてきた僕の申告書を見ながら
「年収1億円だと税金がどれくらいかかるのか?」
という、ちょっと他では聞けないような内容をお伝えしたいと思います。
こちらがうちの会計士さんが作った申告書ですね。
税務署に提出する最終確認として、僕のところに届いた実際のものになります。
まずは「給与」の部分から見ていきましょうか。
僕は
役員報酬が月1000万円なので、それが12カ月で1億2000万円ですね。
その下にある「雑」って書いてるところが「雑所得」になります。
去年と今年って仮想通貨で盛り上がったじゃないですか。
結構、色々なところでわちゃわちゃ言ってたと思うんですけど、僕も仮想通貨でちょっと利益が出ていて、そこに記載してある「5969万1723円」というのが売却額になります。
これは、もちろん全部が利益ではありません。
購入額から売却額を引いた金額が利益ですからね。
では、いったい利益がいくらになったか?というと、「所得金額」のところの「雑」の部分に記載されている
「1936万円5640円」が利益になっているわけですね。
つまり、2000万円くらいの利益が出たわけですが、なんかその後もすごい価格が上がっていって、今もまだ持っていたら、もっととんでもない利益が出ていたんですよ。
でも、仮想通貨はお遊びなので、こんな感じでいいかな~と思います。
そして「所得金額」の下に「所得から差し引かれる金額」という欄がありまして、これは所得から控除されるもので、社会保険や生命保険などがありつつ、注目してもらいたいのが「寄付金控除」ですね。
そこには
「144万3500円」と記載があります。
これが何かっていうと
「ふるさと納税」ですね。
「ふるさと納税」って、ずっと前から気になっていたんですけど、なんかめんどくさいし、細々したものはちょっとだるいな~みたいな感じでやってなかったんですよ。
それを満を持して、昨年からやり始めたわけですが「ふるさと納税、マジでヤバいっすね~」これは絶対やったほうがいいです。
我が家では、返礼品はほとんど食べ物をもらっていました。
お肉とか、海鮮系のマグロ・いくら・ウニとか、あと果物なんかも。
とにかく、おいしいものをたくさん食べましたよ~。
一応、返礼品は「寄付金額の3割相当」って決まってるんですよ。
だから「お肉がほしい!」ってなった場合、1万円の寄付金だったら、実際は3000円相当のお肉が届くイメージですね。
でも、1年間「ふるさと納税」で色々と寄付して返礼品をもらった感覚だと、
普通に食べたいものをネットショップで買いまくって、その金額が確定申告の時にごっそり控除されるって感じで、めちゃくちゃお得感がありました。
だって、お肉や魚介類とかって、相場があってないようなものじゃないですか。
だから、実際には1万円を寄付した返礼品で3000円分の肉が届くわけなんですが、感覚的には、1万円を寄付したら1万円のお肉が届くって感じるわけですよ。
もっと高いお肉だっていっぱいあるし、価格なんてあってないようなもの。
おいしいものを買いまくって、その使ったお金が所得から控除されるので、個人的には超得した感覚でしたよ。
ふるさと納税は、マジおすすめですね。
ちなみに、「ふるさと納税」のサイトに、自分の所得だと、いくらまで控除できるのか、つまり、年間いくらまで「ふるさと納税」のサイトでお買い物できるのかをシミュレーションできる機能があるのですが、
僕の収入ですと、だいたい500万円くらい使える感じでした。
去年使ったのは「144万円」でしたが、これでも頑張って使ったほうなんですよね。
だって、ひとつの商品が高くても1~2万円なわけです。
これを「500万円分使う」って、かなり大変なことですよ。
以前に「ふるさと納税用に新たに冷蔵庫を買った」みたいな話を聞いたことがあって、どうにかして500万円分を使うとなると、マジでそういう状況になってしまうな~と。
やっぱり、なかなか500万円分は使えないですね。
でも、せっかく使えるなら、使ってみたいな~とも思ってます。
とにかく「ふるさと納税」はおすすめです。
それぞれの所得によって、どれくらい使えるかの金額は変わってきますので、一度調べてみてくださいね。
得した感がマジでやばいです。
ちょっと話がそれましたが、ここから本題の税金についてお伝えしていきます。
結局、僕の昨年の所得は「1億3726万1642円」でした。
そこから控除があって、課税される対象は「1億3426万9000円」になります。
そして
所得税は・・・というと、今は通常の所得税に復興所得税が加わるため、合計が「5679万3176円」でした。
これはデカい! キツい!
とはいえ、この金額を全部払うわけじゃないんですよ。
ここから実際に払うのは「816万9000円」なんですね。
これはなぜか?
会社に勤めている皆さんはお給料を受け取る時に、税金って天引きされているじゃないですか。
額面の金額があって、天引きされた後の金額が口座に振り込まれるわけですよね。
これは会社が天引きして、会社があなたの代わりに納税しているんですよ。
僕の場合も同じで、自分の会社ですが、会社という箱から自分の役員報酬として、給与を月に1000万円もらっているのですが、そこからもろもろ天引きされ、だいたい月に500万円弱を受け取っているわけです。
めちゃくちゃ引かれているんですよ。
僕だけではなく、うちの社員がみんなそんな感じで引かれていて、年に2回、会社から源泉所得税として納税する感じなんです。
それが、源泉所得税の欄に記載してある「4862万4163円」になります。
要するに、この金額分は、すでに納税しているというわけですね。
そこに加えて、5月15日に僕の個人の口座から「816万9000円」が引き落とされて、納税完了という形になります。
まとめますと、僕の昨年の
所得が「1億3726万5642円」に対して、所得税は「5679万3176円」でした。
ちなみに、これだけではなくて、さらに住民税が引かれるんですよね。
すると、なんだかんだで、手取りというか、
実際に僕が受け取れるお金っていうのは、7000万円弱になります。
結構減っちゃいますよね。
額面では1億3000万円くらいあるのに、受け取れるのは7000万円を切るみたいな感じです。
まぁ、これが日本の税金なんで仕方ないですね。
ちなみに、僕がもし
ドバイに移住した場合、ドバイは所得税も住民税もまったくかからないので「1億円3726万5642円」がまるまる手に入ります。
うらやましいですね。
なので、もし税金をびた一文も払いたくない人は、ドバイに移住してしまいましょう。