僕は会社員時代に副業で1億円を稼いでしまい、会社をなかば強制的にクビにさせられたわけですが、そのおかげで今は年商10億円の会社の経営者になることができました。
そこで、よく言われるのが
「それって小玉さんだからできたんですよね? 一般人の私には無理です!」
って感じの言葉なんですね。
うーん、正直そんなことはなくて、年商1億円くらいならば多くの人が達成できると本気で僕は思っているんですけどね。
まぁ、僕がいくら言ってもしょうがないので、僕以外で年商1億円を超えている社長5名が大切にしていることを聞いてきました。
今回は、そちらをシェアしていきますね。
年商1億円の事業規模って、大きな会社とかではなく、個人プラスアルファみたいな感じになりますので、そういった方々に聞いた話だということを頭に入れておいてください。
さっそく1人目。
マーケティングやライティング教えている会社を経営している西原豊明さんですね。
大切にしているのは「毎日1時間は本を読む」こと。
理由は、新しいことを学ぶ機会を作らないと新しいことができないから。
西原さんを知らない人も多いと思うので補足すると、彼は「読書で人生を変えた人」なんですね。
ここだけの話ですが、西原さんとお会いしたばかりの頃、彼は本当に「そんなことも知らないんですか?」ってくらい物事を知らな過ぎたわけです。
そして、彼はそれを克服するために必死に知識を吸収していったんですよ。
結局、何をするにしても自分の中にないものは出てこないんです。
「新しいことをしよう」とか「新規ビジネスをやろう」とか「新たなコンセプトをつくろう」ってなった時に、いくら考えようが自分の中に知識や経験がないと、最初のとっかかりとなるアイデアっていうのは生まれないわけですよ。
だからこそ、読書で知識を得ることが本当に大事になってくる。
もちろん自分の体験も大切だけど、読書は他人の経験を疑似体験できるわけだから、毎日本を読むのはめちゃくちゃ有益だなと思います。
2人目は英語のスクールやコミュニティ運営をしている横山ゆきさん。
横山さんが大事にしているのは「売上よりもお客さんを大切にする」ことでした。
理由は「売上を優先すると変なお客さんが来て精神を消耗してしまうのとお客さんが離れていってしまうから」とのことです。
ビジネスをやる時って、どういうスタンスでやるか、どういった理念をもってやるかなどを考えるわけですよ。
でも、究極までに売上を追求すると、どこか譲らなければいけない部分が出てくるんですね。
その結果、不幸にも自分と合わないお客さんに、商品やサービス、コンテンツを販売することになってしまうというわけです。
ここで言う「不幸」っていうのは、お互いに不幸になるって意味ですよ。
提供する側と受ける側のミスマッチ。
それで不幸な目に遭うと、ビジネスをやっている側の立場からすると、後ろ向きの対応が増えてくるわけですよ。
たとえば、急激な規模の拡大によって、運営で不手際が生じたり、サービスの管理が行き届かずに、お客さんにストレスを与えたり。
こうした後ろ向きの対応が増えると、何のためにビジネスをやっているかわからなくなって本当に疲れちゃうんですね。
だから、売上だけを追求するんじゃなくて、自分のビジネスの理念やスタンスに共感してくれるお客さんに来てもらうことが、すごく大事だと思います。
3人目は、物販事業とスクールをやっている高山俊さん。
高山さんが大切にしているのは「やらないことを決める」です。
その理由は「迷いや悩みがなくなるから」ということ。
これはものすごく共感しますね。
僕自身も、儲かるけど面白くないことはやりませんし、短期的に儲かるけど積み上げのない将来につながらないことはやらないみたいなポリシーというか、自分の中で決めていることがあります。
めちゃくちゃ儲かるけど、めちゃくちゃつまんないってこといっぱいあるんですよね。
起業して自分で10年くらいビジネスをやってると、色々な儲け話があって、実際に儲かっている人もいるんですけど、自分が「超つまんなそうだな~」と一度でも思ってしまうことはやらないようにしているんですよ。
儲かるけど、それをやったところでこの先に何になるのか?って考えたときに、何もないよな~みたいな感じです。
さきほどのポリシーの話につながってくるのですが、どうやって生きるかみたいな生き方のポリシーに近いものがあります。
高山さんが理由のところで「迷いや悩みがなくなる」って言ってましたが、これは本当に大事なことで、
多くの人がどうでもいいことで悩んでいるわけですよ。
「それ悩む必要ないじゃん!」みたいなことで。
これって、自分の軸がないから悩むんですよね。
自分の中にルールがあれば、悩まずに済むことっていっぱいあると思うんです。
多くの場合、大したことない悩みなんで、そんなことに時間を費やすなんて無駄です。
そのため、決断スピードを速めていくためにどうすべきかを追求していきたいなと考えています。
そして4人目は、「考えるバスケットの会」というコミュニティを運営している中川直之さんです。
中川さんが大切にしていることは「期限を決める」ということ。
「決めたことの期限を守れない=負けにつながる」と考えて活力に変えています。
また、
ビジネスに関しては「期限を守れない=死を意味する」ことだと思っています。
やると決めたことをやりきることが、とても大切だと考えています、とのことでした。
ちょっと中川さん、すごいですよね?
アスリートって感じです。
自分でビジネスをやると決めたら、商品やサービスなどをリリースするのはスケジュール管理含めて、全てが自分次第なわけですよ。
誰がケツを叩いてくれるわけでもないし、誰にやれって言われるわけでもない。
ようするに、サボったら全部自分に返ってくるわけです。
だから、
本当にやらなければ終わるし、期日を守らなければ、最終的に困るのは自分なんですよね。
なので、この日にやると決めたら絶対やり遂げるっていう感覚は大事です。
でも、これが大変なのはわかります(笑)
自分でやるって決めても、誰にも何も言われないから「まあ3日ぐらい延期してもいいかな~」みたいな感じでいたら、自分の中での延期の積み重ねがものすごいことになって、結局、将来のすごい遅れにつながってしまうわけです。
一方で「今日やるって決めたことをちゃんと今日やる」って、そんな毎日を繰り返しているだけで、半年後、1年後に全然違う自分になることだってできるんですよ。
最後の5人目は、ブランド品のネット通販をやっている清水登さんですね。
清水さんが大切にしていること、ちょっと長いんですがここに書いてみますね。
僕自身が大切にしていること、それは何か新しい挑戦を始めたら結果が出るまで続けることです。
何か新しいことを始めたとき、最初は思うように結果が出ないのは当たり前です。
それで思うように結果が出ないと、その挑戦をあきらめてしまい、別の道へ挑戦をする人も見てきましたし、それと同時に自分が思った通りに目標達成した人も見てきました。
結果が残せない人のパターンは、思うように結果が出ない時に自分以外の何かを理由にして、あきらめてしまう人です。
もちろん新しいことに挑戦することは、とても素晴らしいことです。
しかし、何か1つのことだったり、1つの分野で、結果を残すことができなかった人は、他の何かを取り組んでも結果が出ないことが多いように僕は思います。
これも本当に真理だなと思いますね。
何かを始めたときって、最初は思うようにいかないのは当たり前で、マジでうまくいかないんですよ。
なのに、うまくいかないことに落ち込んでフェードアウトしたり、止めちゃったりする人って本当に多くて・・・
これは、
そもそも真剣じゃなかったっていうのが理由の1つにあると思うんですよ。
で、もう一つの理由は、
挑戦した経験が少ないってことなんじゃないかなと。
これまで、色々なことに挑戦してきた人は、最初はうまくいかないってことを経験で感覚的に知っているんです。
だから、いちいち落ち込むことがないんですよね。
僕自身も、
はじめて挑戦することで、うまくいったことなんてほとんどありませんから。
新しく何かに取り組むときに、「だいたいこのぐらいの期間でうまくいくだろう」って予測を立てたりするわけなんですが、実際にはその3倍ぐらいの期間がかかることがほとんどなんですよ。
だからこそ、「絶対にやり遂げるぞ!」っていう決意を持っている人は、うまくいくんじゃないのかな~と思ってます。
ここまで、5人の社長にお話を聞いてきましたが、ここからは僕が大切にしている言葉をご紹介させていただきますね。
「人を理解しようとすること」
もう少しわかりやすく言うと
「相手を理解しようとすること」
になります。
この世界は、何をやるにしても相手ありきなんですよ。
自分でビジネスをやっていて、うまくいかない人は、この視点が決定的に欠けてるんですよね。
たとえば、YouTubeひとつにしても
「この動画を見てる人は、どう感じるだろうか」
って相手目線に立って考えて作っているかどうかって話なんです。
僕は「自分のお客さんだったら、きっとこういう話を聞きたいだろうな~」とか、いつも考えています。
また、動画を公開した後は、視聴者さんの反応やコメント、SNSなどをチェックして、どんな感じでとらえてくれたかな~とか、そんなことばかりを常に考えているわけですよ。
ビジネスをやっていくということは、何かしらの商品やサービスを提供するわけじゃないですか。
お客さんがいてくれて、その人たちが買ってくれて、初めて売上が立ちます。
そのときに、
「この商品を買ってくれた相手はどう思うだろう?」
「こういう販売の仕方したら相手はどう感じるだろう?」
「こういうメッセージを投げかけたら相手はどんな気持ちになるだろう?」
それらを常に考えながらやっていくと、あらゆることがうまくいくと僕は考えているので、「人を理解しようとすること」を大切にしています。
今回は5人の社長、そして最後に僕から大切にしていることをお伝えしましたが、自分の大切にしていることを一つ決めておくと自分軸ができるので、ぜひこれをきっかけに、あなたの軸を考えてみてください。