会社を辞めてガチでヤバかったこと&良かったこと

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小玉 歩

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あなたは自分で稼げるようになったら「今の会社を辞めたいな~」とか思ったりしますか?

僕は会社員時代に副業で1億円を稼いだのがバレて会社をクビになりまして・・・

そのまま自分で会社を始めて10年目になりました。

会社員の時に副業だけで月に700~800万円とか稼いでましたが、当時はそれでもあんまり会社を辞める気はなかったんですよ。

クビになったから今こうなっているわけで。

「そんなに稼げているのに、なんで会社を辞めなかったのか?」って考えると、シンプルに怖かったんですよ。

月に700万円とか稼いでいても会社を辞めてしまうと、社会から外れるような、そんな感覚がして怖かったんです。

もしかしたら、今これを読んでいるあなたも「会社辞めたいな~」なんて思う一方で「でも会社辞めたら怖いな~」というふうに考えているかもしれませんね。

ということで、今回は「会社を辞めてガチでヤバかったこと&良かったこと」というテーマで、僕がリアルに感じた真実をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは「会社を辞めてガチで良かったこと」からお話しますね。

1つ目は、「早起きと満員電車がなくなったこと」です。
僕にとって、早起きと満員電車は超ストレスでした。

早起きが苦手で、眠くてやばいなかで満員電車に乗るわけですよ。

満員電車の中って、どんよりしてるし、時に人々が殺気立ってます。

でも、とにかく眠いしツラいから、やっぱり早く座りたいじゃないですか。

僕は当時、高田馬場に住んでいたので、高田馬場駅から山手線で会社がある品川駅まで通っていました。

高田馬場駅から乗る場合、電車がついた時点で結構混んでいて座れないわけですよ。

でも、次の新宿駅で、まぁまぁ人が降りるので、そこがチャンスなんですね。

ここでの座席の争奪戦が、めちゃくちゃ激しいんです。

僕は田舎の人間なんで正直ビビりましたね。

まず、そもそも東京に来るまで、ギュウギュウ詰めの満員電車に乗ったことすらなかったですし、席を争うなんて発想もありませんでしたから。

まぁ、そんなこんなで新宿で座れない場合、次のチャンスは渋谷駅になります。

新宿ほどじゃないですけど、渋谷駅での座席争いも結構すごくて、限られた席しか空かないので、まぁ殺気立ってるわけです。

だいたい僕はそこでも座れなくて、結局、品川駅まで立ちっぱなしでしたね。

満員電車で立っていると、肩がぶつかったとかでキレるおっさんがいたりするので「すみません」と謝ったりしたことも何度かありました。

この混み具合だったら、多少ぶつかるとかしょうがないじゃん。

まぁ謝って済むならいいんですけど、ごくたまに「お前! 今、肩ぶつかっただろ! にらんでんじゃんーよ。次の駅で降りろよ」とか言われて、実際に五反田駅のホームに下ろされて絡まれたことがあるんですよ。

その時に僕はどう対処したかというと、「あっ!」とか言って全く関係のない方向に指をさして、その人が振り返った瞬間に僕だけ電車に乗り込んだわけですね。

そしたら、プシューってタイミングよく電車のドアが閉まって、その人は駅のホームに置き去りにされてました(笑)

だって遅刻したらイヤじゃないですか。

そもそも遅刻ギリギリの僕には、そんなことにかまっている時間なんてないわけですよ。

あとは、満員電車の中で、おっさんの顔がずっと肩にくっついてて、会社に着いたらスーツの肩の部分が超おっさん臭くなっていたことがあります。

これマジですからね。

今となっては僕がそのおっさんなんで、気をつけなきゃいけない側なんですけど・・・

そんな感じで毎日通勤するので、会社に着いた時点でもう疲れまくってるんですよ。

こんなのは、もう不健全すぎますよね。

満員電車での通勤が不健全なものだから、みんな疲れていて、座席争いが起こって、空気が悪くなって、トラブルも増えていくわけで、本当にどんどん悪いスパイラルに入っていってしまうというわけです。

だから、会社を辞めたことで、満員電車に乗らなくてもよくなったのは、マジでよかったですね。

それだけでも人生が豊かになりました。

ただ「早起きは苦手」って言ってるのですが、実は今は早起きをしています。

僕は子供が3人いるんですけど、幼稚園や小学校に入ると子供たちって起きるの早くなるじゃないですか。

それで、子供たちの送り迎えを僕が担当しているので、平日は6時半に起きてます。

『クビでも年収1億円』っていう本の中で「好きな時に起きて、好きな時に寝る生活を手に入れた」みたいなことを書いたのですが、あれは幻でした。

会社を辞めてガチで良かったことの2つ目は、「偏頭痛が治った」ことです。
僕は会社員時代、ずっと偏頭痛持ちだったんですよ。

仕事をしていると、なんか目がチカチカしてきて「あっヤバいなー」って感じになると、だんだん視野が狭くなり、頭が急激に痛くなって気持ち悪くなるんですね。

そうなったら、会社の医務室で1時間ぐらい横になって、落ち着くまで待つみたいな感じで、それが月に1、2回ぐらいあったんですよ。

なので、3回目ぐらいのときに「これってただことじゃないぞ」と思って病院に行って、MRIとかやったのですが「異常なし」ということで、結局、偏頭痛の原因はわかりませんでした。

一応、薬もらったりしたんですけど、たしかその薬が結構高かったんです。

しかも、たいして効かないみたいな。

目がチカチカすると「うわっ、また来たか~」みたいな感じで本当に嫌だったですけど、これが会社を辞めた瞬間に治りました。

嘘みたいな話ですが、マジで偏頭痛が治ったんですよ。

だから、やっぱりストレスの影響ってのは大きいんじゃないですかね。

ストレスが偏頭痛を引き起こしている、そもそもの原因っていうケースは多いと思います。

もしくは、オフィスに社員を洗脳するガスが出てるとかって可能性もありますね(笑)

本当に不思議な話なんですけど、会社を辞めた日に空を見上げたら「あーなんて空は青いんだろう」って普通に思えるようになった、というか。

きっとストレスで景色がグレーに見えていたんでしょうね。

会社を辞めてガチで良かったことの3つ目は「好きな時に休めるようになった」ことです。
体調が悪い時に会社を休む場合、ある意味で自分の健康管理がなっていないからなんで、ちょっとは自分が悪いかな~とか思ったりするわけですよ。

でも、一方では「普通に休ませろよ」とも思っています。

こっちは39度も熱が出てるんだからさ、嫌な顔しないでほしいよって。

あと、会社で有給休暇をとるって、めっちゃハードル高く感じませんか?

あのなんとも言いにくい感じというか。

「有給休暇をいただき、ありがとうございました」みたいなことを、なんで同僚や上司に言わなきゃいけないだろうって僕はずっと疑問でしたね。

「有給休暇」って、そもそも会社員の権利なわけじゃないですか。

もちろん、自分がいない間にもろもろカバーしてくださっているので感謝が必要なのはわかりますけど、そこまで申し訳ない感じで有給休暇をとらなきゃいけないっていうのが、本当に意味不明でした。

そんなんだったら、もうめんどくさいし、周りに気を遣うほうがウザいから、有給休暇なんて取らなくていいよって感じになっちゃいますよね。

僕がいた会社って以前は有給休暇の買取制度みたいなものがあったんですね。

だから、気を遣って有給とるくらいなら、お金に換えたほうがいいわって。

あと、今は何日か以上か忘れちゃったんですけど、有給休暇を取らずに貯めていくと、何年かごとに有給休暇が消えていくみたいな制度もあるみたいです。

なんか有給ごときで、ガタガタ言われるのって、すごいイヤだなーと思います。

今の僕は、重要な仕事が入っていなければ、いつでも自由に休めるようになりました。

だから、旅行もカレンダー通りに予定を組まなくてよくなったので、快適な人生ですよ。

めちゃくちゃ混雑するゴールデンウィークやお盆などに動かなくていいですからね。

今はコロナで、そもそも旅行もクソもないわけですが、落ち着いたら海外に行きまくりたいですね。

会社を辞めてガチでよかったことの4つ目は「理不尽なことを言う人と付き合わなくてよくなった」ことですね。
会社員をやっていると理不尽なことを言ってくる人って結構いますよね。

上司でも、先輩でも、取引先でも、理不尽な人っていませんか?

理不尽とまではいかなくても、なんか嫌なことを言ってくる人とかってどこにでもいると思います。

僕の場合は、メーカーの販売会社だったので、バイヤーが偉そうでムカつくことが結構ありました。

思い出しますね。

そもそも「バイヤー」って、そんなに偉いんですかね?

ちなみに僕は会社員時代に、営業部でAmazonを担当していましたが、そこのバイヤーは死ぬほどいい人でした。

会社員の場合は、上司も先輩も自分では選べないし、取引先だって会社から「ここを担当しろ」って言われたら担当するしかないわけですよ。

でも、今はそんな我慢をする必要がなくなりましたね。

嫌な人とは仕事をしない!

もう絶対しない!

それがどれだけ儲かる仕事だとしてもしない!

もちろん、これはそれぞれのポリシーによると思います。

嫌な人の仕事が飛躍のチャンスであれば、我慢するって人もいますし。

でも僕は自分を曲げてまで嫌な人と仕事するのは「なんか違うな」と思っているので、しないってだけです。

だから、言ってみれば「好き嫌いで仕事を選ぶ」という子供みたいなことができます。

これは本当にありがたいことですね。

会社員時代は我慢してましたから。

家電量販店のバイヤーに新商品のプレゼンをしにいくと「こんなの絶対に売れねーよ」とか、超偉そうな態度で上から言われるわけです。

あれはマジでムカつきましたね。

今思い出しても、なんであんな偉そうな態度だったのか、完全に意味不明です。

会社を辞めてガチで良かったことの5つ目は「時間を有効活用できるようになった」ことです。
会社員の時って、マジで意味不明な会議がたくさんあったんですよね。

会議のための準備の会議とかがあったりして、本当に意味不明だなって。

会議のためだけに出張に行ったりして、さらには、その会議自体もマジで意味のないものだったりして。

会議だけでも一体どれだけの時間をムダにしているんですかって話なわけです。

僕にとって、こういった意味不明な時間って、ヒマに感じるよりも、イライラして耐えられなかったんですよ。

あとは、全然面白くないのに、上司に飲みに連れて行かれて、もういつの話だかわからない武勇伝を聞かされたり、会社の愚痴を聞かされたり。

「何か困ったことや嫌なことがあったら言えよ」とか言って上司ヅラするんですけど、実際に相談しても何も動いてくれないのを知っているので、もう何も言いませんでしたね。

僕がいた時の会社って、おっさん達には楽園だったと思いますよ。

カメラが売れまくって、プリンターも売れまくって、ボーナスもめちゃくちゃ出ていましたし、本部長はいつもデスクでゴルフ雑誌を読んでましたからね。

本部長の隣にいる部長は、パソコンに最初から入っているソリティアを必死にやってましたよ。

それで、年収で何千万円とかもらえるから「いやー素敵だなぁ~」って思います。

ただ今はカメラも売れないし、かなりきついかもしれないですね。

いや、でも、あの人達はもう定年になって逃げ切ってました。

ということは「勝ち組」ですね。

会社を辞めてガチで良かったことの6つ目は「未来が明るくなったこと」です。
早起きと満員電車がキツかったって話をしたじゃないですか。

ある時、僕は通勤しながら急に思ったんですよ。

これをあと30年やるのか・・・この毎日があと30年続くのか・・・って。

それで絶望したんですね。

急に絶望して「これはヤバい!」ってなりました。

正直言って、毎日だるすぎると思ったんですよ。

僕の場合、会社に7年しか勤めていなかったので、もっと偉くなっていたら、色々な仕事ができたと思うので、そうしたらまた話は別だった気はしますが、結局、会社にいた当時の僕のポジションは末端の社員でしかなかったわけですよ。

末端の社員なんて、大企業であればあるほど会社の歯車なんですね。

歯車なんて機械の部品として、毎日クルクル回ってるだけですから、なんの変化もないわけですよ。

もう、それがつまんなくて、つまんなくて、やばかった。

給料だって1年で5000円ずつぐらいしか上がらないし、頑張って社長賞を取っても8000円しか上がらなくて・・・

普通の昇級が5000円で、社長賞の昇級が8000円ですよ。

「マジでこれなんなの!」みたいな感じです。

しかも、社長賞には10万円の賞金があったんですけど、そのお金を使って課のみんなで飲み会に行くのがルールとして決まっていました。

そもそも飲み会自体が苦痛なのに、しかも僕がもらった賞金ですからね。

マジで意味不明でしたよ。

でも今は違います。

毎日が楽しいし「今度は何をやろうかな」って、未来が明るいので本当に最高です。

この差は、めちゃくちゃ大きいです。

未来に絶望しているか? 未来が明るいか?

この差は人生において、めちゃくちゃデカいですね。

そんなわけで「会社を辞めてガチで良かったこと」を6つお話ししましたが、これらをまとめると、三輪明宏さんが言っていた「お給料は我慢料。キツいことに耐えるからこそ、お金がもらえる」って言葉に尽きるなと思いますね。

では、続いて「会社を辞めてガチでヤバかったこと」をお伝えしていきますね。

・・・って、考えたんですけど、特にありませんでした。

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この記事を書いた人

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小玉 歩

ネットビジネス界の異端児。一部上場企業で勤めながらも、副業で始めたネットビジネスで年収1億円を稼ぎ会社をクビに。この経験を書籍化した『クビでも年収1億円』はシリーズ累計15万部を記録する。 現在はWEBマーケティング全般を手がける会社を経営し、ビジネスコミュニティの運営、コンテンツビジネス、通販事業を展開。「本当の稼ぐ力を身につけ、人生を良い方向へ変える」をモットーに、個人起業を支援する情報発信に力を入れている。

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