ビジネスが短命に終わる人

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小玉 歩

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ビジネスが短命に終わる人は視座が低いです。

売上があるときは慢心して新たな打ち手を考えない。

売上が陰ってくると急に焦り出すけど、やることといえば他人のマネくらい。

まあ、焦ったところで、それしかできないのも仕方ないですよね。

視座とは「時間軸」と「影響の範囲」を、どう見るかという視点のこと。

これが低いと、目先のことしか見えません。

「時間軸」でいうと、「今日いくら稼げたか」「今月の売上はどうか」しか考えられないんです。

でも、視座が高い人は「半年後どうなりたいか」「3年後どんなビジネスにしたいか」「10年後も通用する価値は何か」を考えます。

次に「影響の範囲」。

視座が低いと「自分の売上」「自分の利益」だけ。

でも、視座が高い人は「お客様にどんな価値を届けられるか」「業界全体にどう影響を与えられるか」「社会をどう変えられるか」を考えるわけです。

例えば、SNSの投稿。

視座が低いと「とりあえず伸びそうな企画を真似しよう」で終わっちゃう。

でも視座が高い人は「この内容は半年後も価値があるか」「見た人の人生にどんな変化を起こせるか」「業界全体の底上げになるか」まで考えるんです。

また、視座はビジネスの能力の高さとは関係ありません。

実際に「この人、すごい成果を上げてるのに、なんでこんな発言や行動をするんだろう?」と感じることもありますよね。

それは、ビジネスの能力が高くても視座が低い人だからなんです。

こういう人は、オンラインビジネスで大きな成功を収めるかもしれませんが、「普通の仕事」や長期的な人間関係が必要な環境ではうまくいかない傾向があります。

特に会社勤めの経験がない人、家族がいない人、学生時代にキャプテンなどの役割を担った経験がない人のような、これまでの人生において「チーム内で他者への影響力を持った経験がない人」には、こうした視座の低さが見られることが多いです。

視座が低いと、時間軸が短く影響の範囲も狭い分、想定する範囲が限られているため、思い切った発言や行動ができるのかもしれません。

SNS上でのビジネスは、これが”短期的に”大きなプラスになるんでしょうね。

フロントラインワークスのメンバーでも日々の数字に振り回されて焦る人がいる一方で、「今の取り組みが半年後、一年後にどう花開くか」をイメージして淡々と動く人がいます。

実は、この両者の現状の数字は同じような状況。

でも、成果が出るのは、後者じゃないですか。

これが視座の高さの違いなんです。

ビジネスの成功、そしてビジネスの寿命は視座の高さで決まります。

SNSに限らず、どんなビジネスでもそうですよ。

ちなみに、視座の高さは、年齢とも比例しませんからね。

大人びた20代もいれば、子どもみたいな40代もいるじゃないですか。

ときどき「あいつ若いな」といった発言を耳にすることがありますが、これは年齢が若いのではなく「視座が低い」と捉えれば完全に腑に落ちます。

人生のゴールがどこかと考えたら、それは「死ぬ時」じゃないでしょうか?

そしたら、時間軸の視点を自分が死ぬ瞬間まで伸ばして考えたら、今、何を言うべきか、何をすべきかは変わってきます。

もちろん、それは極端な話ですけど、そのような視点の変化を持つことで、視座は上がっていくかもしれません。

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小玉 歩

ネットビジネス界の異端児。一部上場企業で勤めながらも、副業で始めたネットビジネスで年収1億円を稼ぎ会社をクビに。この経験を書籍化した『クビでも年収1億円』はシリーズ累計15万部を記録する。 現在はWEBマーケティング全般を手がける会社を経営し、ビジネスコミュニティの運営、コンテンツビジネス、通販事業を展開。「本当の稼ぐ力を身につけ、人生を良い方向へ変える」をモットーに、個人起業を支援する情報発信に力を入れている。

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